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グリーン・エッセイ


環境制約と文芸、新たな社会

2012/04/12 12:03 に Jun Inutsuka が投稿

環境危機の本質は、人間の危機であることだと考えています。資源枯渇とともに、人の自由時間(レジャー)も枯渇しているのではないでしょうか。
エンゼル財団ミニフォーラムでの講演がビデオ公開されました。

環境制約と文芸

地産地消と図書館:第13回図書館総合展

2011/10/21 18:55 に Jun Inutsuka が投稿   [ 2011/10/22 21:25 に更新しました ]

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 経済・環境危機、エネルギー資源問題など、急速に変化する社会。新しい姿を模索するなかで、ひとつのキーワードは地域自立です。食糧の自給、エネルギーの自給を目指して、どこまでそれに近づけるのか。“地産地消”はその具体的取り組みの行動様式でしょう。

 私たちは、その地産地消の対象を、徹底的に広げて考えることを提唱しています。衣食住の基礎的生存領域から、エンターテイメント、レジャー、教育という、人が人として生きるための本質に関わることまで。

 特に教育についてみれば、従来の高等教育は、国の教育予算配分や大学の偏差値序列に見られるように、階層的な統合構造を持っていました。地域自立(ローカリゼーション)を構想するとき、高等教育の姿をどのようなものに求めてゆけるのでしょうか。私たちはそれを「誰もが講師/生徒になれる参加型生涯学習拠点」に求めています。具体的な基盤は“図書館”です。

 うつりゆく情報や即時的な知識はネットに溢れ、いつでもどこでも情報と繋がる生活が実現しました。しかし、情報に意味を与え実際に役立てるためには、人間の内面の力が重要だということもいっそう明らかになりました。教養や知力を育み発展させてゆくことが必要なのです。今こそネットと人、社会を結ぶ学習拠点として、図書館には大きな可能性が開けています。

 私たちはこれまで、4つの側面からこのテーマに取り組んできました。①グレート・ブックス・セミナー【古典・討議型学習方法】、②レジャー哲学【社会観】、③映像情報技術【協働学習システム】、④スマートシティ【次世代のまちづくり】

 プロジェクトの名称は、グレート・ブックス ライブラリ・カフェ11月9-11日、パシフィコ横浜で開催される、第13回図書館総合展/学術情報オープンサミット2011にて、発表します。会場では、図書館の新しい社会機能の実現と運用方法について、映像情報技術の活用など、具体的にご提案します。

犬塚潤一郎(実践女子大学教授)

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