環境問題の解決は、多元的な知識による綜合的アプローチを必要としています。 個別の専門的な知識とともに、それらをとりまとめて全体の構造を捉えること。容易なことではありませんが、先人の知恵と努力が、私たちを導いてくれます。 |
文献紹介
分類 | 書名 | 著者 | 内容紹介 |
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実務 | 現代環境会計、五絃舎、2003年 | シュテファン・シャルテガー、ロジャー・バーリット | 環境会計の現代的なコンセプチュアル・アプローチを議論し具体的に説明する。実際に企業で利用されている事例をもとに、教育に役立つように構成されている。 |
理論 | 地球と存在の哲学―環境倫理を越えて、ちくま新書、1996年 | オギュスタン・ベルク | 自然と人間の危機を問い直す立脚点はどこにあるのか? 人間は生態系や社会の尺度から個人の意識の尺度まで、重層する尺度のなかを生きている。自然を客体化したテクノロジーの思想や逆に自然を主体化したエコロジー的全体論を越えて、その彼方に近代性を越える風土の倫理学を構想する。 |
総論 | 地球環境文明論、ダイヤモンド社、2009年 | 星野克美 | 科学者たちが警告するように、地球環境の危機が人為の作用によるならば、危機を招いた人間の本性とその生存装置である文明の特性にまで遡及して、危機招来の因果と危機打開の方策が究明されなければならない。 |
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